公益社団法人大分県臨床工学技士会は、生命維持管理装置の操作と保守点検と多様化する医療機器の安全確保を担う専門職の団体として、臨床工学に関する知識の普及・啓発ならびに会員の学術技能の研鑽および倫理の高揚を図り、大分県における福祉、医療の発展に寄与することを目的とした非営利職能団体です。
公益社団法人大分県臨床工学技士会は、生命維持管理装置の操作と保守点検と多様化する医療機器の安全確保を担う専門職の団体として、臨床工学に関する知識の普及・啓発ならびに会員の学術技能の研鑽および倫理の高揚を図り、大分県における福祉、医療の発展に寄与することを目的とした非営利職能団体です。
新年明けましておめでとうございます。
withコロナ時代、技士会も昨年はできるだけコロナ感染前の技士会運営を行おうと決意し行ってまいりました。会員の皆様も平常を取り戻せましたか? まだまだという方が多いかもしれません。安定せず急変し続ける社会に対応できる身軽さ、経済の混乱に振り回されない身のこなしを私個人も考えてきましたが、振り返れば思うようにはいかなかったと反省もしています。この1年が会員の皆様にとって良い年であるように祈念しております。
皆様は、将棋界のレジェンド羽生善治棋士をご存知でしょうか?今将棋界と言えば藤井聡太棋士ですが、平成の将棋界で一時代を築いたレジェンド天才棋士と言えば羽生善治棋士です。その天才も令和3年度は、全く勝てなくなり勝率も3割まで低下しました。しかし昨年度は、令和3年度の低迷期から見事なV字回復を果たした“天才中年”は、令和5年1月、藤井聡太王将にタイトル戦で挑戦します。私は羽生善治棋士の復活にこそ技士会運営のヒントがあるような気がします。復活に関していろいろな感想がある中で「今の将棋界の中心藤井聡太竜王は通算勝率8割超えの“AIの申し子”であるのに対して羽生善治棋士は、普通の棋士がAIが示す答えのみを暗記し、目先の勝利だけを求めている中、時をかけ、AIの発想や思考プロセスそのものを理解しようとしているように見えます。これまでの経験から得た“美意識”や“定跡”を捨て、AIに果敢に挑んできた。真理探究の歩みを止めようとしませんね」と述べられている方がいました。技士会運営も同じでwithコロナ時代歩みを止めてはいけないと思っています。そのためにも理事、委員の方々がいいパフォーマンスを発揮して頂きたいと思っています。
実際昨年度は、参議院選挙での自見花子先生の応援登録が全国で2位になったり、初めて大分県肝炎医療コーディネーターに当技士会から6名臨床工学技士とし登録いたしました。今年度も、肝炎医療コーディネーターの募集がありますので是非会員の皆様に登録して頂けたらと思います。学術委員からは、積極的にセミナーの企画を提出して頂き、講師の依頼、予算の立案なども企画した委員から提出して頂きました。また、私を含めた理事で大分県との新しい事業医療器ラボにも参加してきました。(医療器評価ラボについての取り組みについては、公益社団法人大分県臨床工学技士会ホームページに掲載する予定です)このように技士会としては、良いパフォーマンスが発揮できたと思いますが、問題も多くあります。公益社団法人日本臨床工学技士会(日臨工)のアンケート回収率の低さ、告示研修の状況、日臨工発信されています告示研修の状況は、受講者数11,079人(会員9341人 非会員1738人) 大分県74人(0.7%)です。
今年度は、それらの問題解決策として公益社団法人大分県臨床工学技士会所属の施設協議会、新しく入会して頂いた新人研修などを行う予定にしています。
年明けには1月14・15日で佐藤大輔大会長の下、対面形式のみで第14回大分県臨床工学会を予定しております。学術委員企画のよくわかるセミナーもあります。対面形式ですので会員の皆様のお越しをお待ちし、お会いできるのを楽しみにしております。
大分県の行政・透析医会・大分人工透析研究会・患者会とは、より絆を深めることは、もちろんですが、会員の皆様の新しい思考にも耳を傾け理事一同でいいパフォーマンスが維持できる技士会運営を継続してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
会員の皆様の活躍を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
公益社団法人大分県臨床工学技士会
理事長 小川 一
役名 | 担当職務 | 氏名 | 現職 |
---|---|---|---|
理事長 | 小川 一 | 医療法人聡明会 児玉病院 | |
副理事長 | 災害・組織・広報 | 田邊 裕司 | 帰巖会 みえ病院 |
副理事長 | 学術・渉外 | 中田 正悟 | 大分大学医学部附属病院 |
理事 | 事務局 | 高畑 智浩 | 大分医師会立アルメイダ病院 |
理事 | 災害・組織 | 三浦 利恵 | 大分県立病院 |
理事 | 災害・組織 | 矢野 宏貴 (兼任) |
国立病院機構 別府医療センター |
理事 | 学術 | 阿部 豪介 | 大分赤十字病院 |
理事 | 学術 | 矢野 宏貴 (兼任) |
国立病院機構 別府医療センター |
理事 | 渉外 | 尾立 拓弥 | 大分県厚生連 鶴見病院 |
理事 | 渉外 | 佐藤 大輔 (兼任) |
大分県立病院 |
理事 | 広報 | 竹中 理恵 | 社会医療法人 敬和会 大分岡病院 |
理事 | 広報 | 佐藤 大輔 (兼任) |
大分県立病院 |
監事 | 大石 義英 | 東亜大学 |
透析技術認定士、呼吸療法認定士の取得、更新に必要な点数について
過去5年以内に、認定委員会が認める学会や講習会などに出席し、12.5点以上の点数を取得すること。
認定更新は定められた期間内に合同専門委員会に申請し、認定される事により行なわれます。 5年毎に認定の更新を必要とし「呼吸療法認定士認定更新に必要な点数取得基準」に記された学会・講習会等への出席および論文発表などによって総得点50点以上を取得し、取得点数証明書など更新手続きに必要な書類一式を認定委員会へ提出すること
詳しくは http://www.jaame.or.jp/koushuu/kokyu/k_index.html
透析技術認定士の更新希望者は認定証の始めの日から更新申請日までの間に、透析療法合同専門委員会で規定する当委員会の母体学会学術集会に1回以上出席していること。
認定証の始めの日から更新申請日までの間に、透析療法合同専門委員会が規定する学会、講習会などに出席する事により点数を取得し、取得点数の合計が5年更新で50点以上であること。
詳しくは http://touseki.jaame.or.jp/
上記、認定資格では、取得・更新に必要な点数の取得基準が設けられています。今後、公益社団法人 大分県臨床工学技士会では、これら認定資格に必要な点数の確保に努めてまいります。是非ご参加ください。